北京から成都までの汽車の旅

shokoza2007-02-04

12月25日、混んでいる北京駅で、携帯用魔法瓶を買い込んで列車に乗り込む。高いほうの寝台車(安いほうは3段ベッド)の下の席に落ち着き、道中は持参のかぼちゃの種と干し棗をかじり、ひたすら、お茶を飲む。お湯だけは常備なのだった。上の段の二人は、30そこそこのビジネスマン風。一人は布団に入りっきりで、たまに携帯をかたかたやっている。もう一人は通路にでて携帯。窓の外はずーっと農村、町、農村。四川省に入ると、山が多くなり河を挟んで美しい山の景色!と思うとトンネル、ア、綺麗!トンネル、の繰り返しであった。なんとなく風邪気味の私は、お茶の合間にとろとろと眠り続け、食堂車とトイレに行くほかは26時間中ほとんど寝ていた。
 かんしんしたこと。線路際すれすれまで、菜っ葉が植えてある。住宅の入り口、道路っぱた、菜っ葉だらけだ。おいしそうだな〜とおもってみていた。後は、だんだん畑がずーっと、山の上のほうまであること。断崖絶壁のさなかに、ひょこっと小さな建物がたっていたり、まるで山水画と同じ。どんなひとがすんでいるんだろう?